メキシコのガソリン供給の停滞

　我が家は自家用車を保有していないので、どうもピンと来ないのですが、今週に入ってからグアダラハラやグアナファト州を中心にガソリン不足が発生してます。呑気に年末のメキシコシティ旅行記を書いている間に外では大変なことになってるようです。



　週明けの地元紙に、グアダラハラのガソリンスタンドに給油待ちする自動車の長蛇の列で大渋滞が発生している記事が出ていました。ワタシが実際に月曜日にその通りを通った時点では、どのガソリンスタンドも混雑はしていましたが行列は解消されたようです。

　とは言え、まだ完全に回復しているワケではないようですね。やっぱり車を保有してないと、どのくらい逼迫してるのかわからないですのが…

　一体原因は何なのか？ガソリンはちゃんとあるらしいのです。
　メキシコの地元紙は長蛇の列の話しばかりで原因について明確に書かれていないんです。しかも新聞によって言ってることが全然違ったりすることもあるし…。何か事情があるのか。

　なので、アメリカ系の記事を見てみたら…



　ロイター発New York Timesの記事によると…。犯罪集団が何年もの間、パイプラインやタンカーから盗んだガソリンを不法に再販していたということ。盗難を追跡しながらパイプラインや精製所を閉鎖することによって、このような事態に陥っていると。新大統領の公約の一つである汚職撲滅のため、ぺメックスという石油会社に軍隊を派遣してから１日にトラック1,000台以上分の盗難が27台まで減ったと。（←えーっ、うそだー、すごい数～！）

　この犯罪集団というのは何を意味するのでしょうね。

　自家用車が無いのでガソリンは関係ないとは言え、長引けば流通やインフラに響いて、主婦生活にも影響出て来るわー。

　何はさておき一日でも早くガソリン供給が通常どおりに復旧することを願います。　

コメント 2

盗んだガソリン売るのもすごい規模のビジネス(!?)になってたのかな。不正撲滅は大変だわー。
by zombiekong (2019-01-11 11:26) 

zombiekong様、
そもそもガソリンをパイプライン輸送するなんて知らなかったわー。タンカーだと思ってた。1日20万バレル生産してたんだけど(どの位の量かさっぱりわからん)今まで年間何十億ドルも損してたんだって。これでPEMEXの業績改善となるか？？何年か前に窃盗中の爆発事故もあったらしく、メキシコってやること半端ないって。
by まぃまぃかぶり (2019-01-12 00:49)