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国立人類学博物館 [メキシコシティ]

 ツアーで最後に訪れたMuseo Nacional de Antropologia 国立人類学博物館。

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 メキシコ人が世界に誇る博物館。古代文明とかって、ちょっと苦手なんですけど意外に面白かった。エントランスを通ると、逆噴水がっ!こんなの初めて見た。衝撃的。

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こちらも奇跡のマントのグアダルーペ寺院を作ったペドロ・ラミレス・バスケスの作品「傘 El Paragua」。1本の巨大な柱で屋根1枚を支えています。1964年に作られ、その後、1985年にメキシコ大地震があり、去年の9月にも大地震がありましたが、ビクともしなかったそうで…。

 館内に入ると…、メキシコの古代遺跡って、なんだかモダンアート。

マヤ文明のコーナー。ユカタン半島で出土されたものらしい。
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左:チャックモール 可愛いデザインに見えますがこのおなかの部分に生贄を乗せるなんて怖い…。

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翡翠のデスマスク。

テオティワカンの出土品
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太陽の円盤。太陽のピラミッド前にあったらしい。

アステカ
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アステカ・カレンダー。メキシコシティのソカロ地区で発見されたそうな。

 ツアーなので目玉商品を駆け足で見た感じではありましたが、ガイドさんの説明付きで効率よく見学できたのはよかった。普通は1日あっても周れないそうです。非常に見ごたえのある古代博物館で、エジプトのカイロ博物館にも匹敵するくらい誇れる収蔵だと思いました。ただ、まだ未解明なことが多いみたいですね。今度は個人で来て、ゆっくりと見学してみたいです。
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世界遺産ルイス・バラガン邸 [メキシコシティ]

 旅のしめくくりは、今回の旅の一番の目的であるルイス・バラガン建築の見学をしました。ルイス・バラガン財団のウェブサイトから各施設にメールでアポイントをとって見学する方法がありますが、ワタシはまだスペイン語でメールを書く自信が無いのでツアーに参加することにしました。

 ルイス・バラガン邸はチャプルテペック公園の南側にある住宅街に位置し、外から見るとコンクリートの地味な壁が周辺の家々と調和して、どこにあるのかさっぱりわかりません。

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 メキシコを代表する世界的な建築家ルイス・バラガン。グアダラハラで生まれ、グアダラハラ自由工科大学卒業後、メキシコシティを拠点に活躍。彼自身が設計した自邸であり仕事場であるこの邸宅は、自然光を巧みに取り入れながら、メキシカンピンクを使ったメキシコっぽい配色とキリスト教観が溢れ、とってもおしゃれなおうちです。とても70年前の作品と思えないほどモダンな作り。現代でも、かなりエッジのあるデザインかな。

 邸宅の玄関。
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 ここでのカメラ撮影料は500ペソ(3,000円)。たっ、高い~っ[がく~(落胆した顔)]3,000円も払うならプロ撮影の写真集を買うべきか迷いましたがココでは夫だけがカメラ撮影しました。

 リビング
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左: 書斎からホビールームに向かう階段。 右:寝室の窓。
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 屋上。
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 なんともフォトジェニック。
 この後、彼の最後の作品であるヒラルディ邸へと向かいます。 
タグ:世界遺産
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ヒラルディ邸 [メキシコシティ]

 世界遺産ルイス・バラガン邸からそう遠くない距離にあるヒラルディ邸。ルイスバラガンの最後の作品となります。

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こちらも外観は住宅街に溶け込んで個人で来たら多分通り過ぎちゃうんじゃないかなって思います。バラガンの作品は外観より内部が素晴らしい。

板張りのエントランスと階段。壁に貼り付けるように設置する階段が特徴的。
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 リビングへ続く廊下。壁やガラスに黄色を用いて柔らかい光線を醸し出しています。バラガンっぽい。

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 ダイニング横に室内プールがあるというユニークなお部屋。自然の光を芸術的に室内照明として巧みに取り入れています。天井窓からの水に映る四角い光は、時間によって見え方が変わるという演出。

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 ヒラルディさんはプールをどうしても設置したかったらしく、結果、ダイニングの横に置くというなんとも斬新なアイデア。

 プール&ダイニングから見える中庭のカラフルな壁もまたバラガンっぽい。

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ダイニングから見えるお庭中央にある木はハカランダ。春になると紫色の美しい花が咲き乱れ、壁のバラガンピンクや紫色と調和し、また散った紫色の花びらが落ちて地面が紫色の絨毯と化し、その日々移り変わっていく景色が美しいそうで…。

 この建物は現在、住人がいるため平日しか一般に開放しておりません。なので所々生活感があり屋上に洗濯物が干してあったり2階リビングのテーブルには食べかけのケーキがあったり…。

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 書斎も黄色いガラス窓からの柔らかい光線がふんわりとして落ち着いて読書ができそうなお部屋です。

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