街を散策してみた

　渡墨後しばらくは時差ボケが続き、解消した後は、家の中の清掃に明け暮れる毎日でした。何しろ数か月の夫の単身生活により新築の家の中は散らかり放題。今はすっかりキレイになったお部屋で、快適に過ごしています。

　日本で流れているメキシコのニュースといえば、麻薬戦争や銃撃戦など、それはそれは怖～い話しばかり。毎日の生活が常に危険に脅かされている、そんな印象しかありません。でも、メキシコに来ると、そんなイメージが一掃されます。

　グアダラハラは緑豊かで、清潔で美しくのんびりとした印象です。どちらかと言うと、ヨーロッパの街によく似ているかも。メキシコと言うと、ドンタコスというお菓子の宣伝に出てくるような砂漠とサボテン、ロバにまたがるポンチョを着たおじさんといイメージがありますが、ここは全然違います。



　早速、街を散策してみたが、アジア人には全然遭遇しません。相当目立っているのではないかと思いました。でも、そんなワタシのようなスペイン語ができない外国人にも、ごく自然に受け入れてくれる感があります。エスカレーターに乗る時など譲り合ったり、アイコンタクトをしたり声を掛け合ったりと、とても礼儀正しく優しい。

　そして、みんなよく挨拶をします。マンションの敷地内ですれ違う時も、"Buenos Tardes!"等と知らない人同志でも挨拶し合うし、スペイン語で話しかけてくれたりします。たまたま知ってる言葉があって返答するものなら、ものすごい早口でまくしたててくるので、さ～っぱりわからない。スペイン語ができたら、もっとこの人たちの中に入っていけるのになぁ。