NetflixのROMAを見た

　昨日まで多くのガソリンスタンドは閉鎖していましたが、今朝は何処も営業していて道路は給油待ちの車で大渋滞でした。

(左)昨日。ゴミ箱で入り口を閉鎖してます。　　　（右)今日。右列は路駐ではなく行列に並ぶ車。

ただお昼前に品切れたのか再びゴミ箱で入り口を塞いでいました。
Huachicolというガソリン泥棒の掃討作戦は上手くいってるのでしょうか？ガソリン不足だというのに交通量も全然変わらないしUBERもちゃんと捕まるのが不思議。早く通常通りの供給となるといいですね。

　自家用車が無いワタシには今ガソリン問題よりもキッチン・シンク下の水漏れが心を搔き乱してます。大家さん専属の修理屋さんが全然来てくれないし…。結局、今朝1階のコンシェルジュにお願いして直してもらいました。これで一安心。もー、メキシコ生活はこんなことばかりで疲れるよー。

　そんな混沌とした状況の中、Netflix専用映画ROMAを見ちゃいました。すっごいよかったー！今年のアカデミー賞候補らしいですね。



監督はゼロ・グラヴィティのアルフォンソ・キュアロン氏。1970年代のメキシコシティ、ローマ地区を舞台にした監督自身の自伝的ストーリーです。白黒映画なのに画面が鮮明ですっごい綺麗。今やローマ地区はMeromaのような素敵なレストランやクラシカルで瀟洒な家が連なるお洒落な場所ですが、昔はもっと生活感ある場所だったんだなぁって思いました。
　

ワタシの好きなシーン。

　淡々とストーリーは展開されていくのですが、なんだかどんどん引き込まれてしまい2時間夢中で見てしまいました。

　白黒映像でありながら、なんだか色があるように見えてきます。情緒感た～っぷりの映画で、美しいメキシコがそこにはあります。

　しかもBGMは静謐な中にあるメキシコの生活音。いつもワタシがココで聞いてる音です。自転車で物売りに来るラッパの音や、水の流れる音とモップでこする音、鳥のさえずり、犬の吠え声、飛行機の音、車のクラクションやエンジン音など。ある意味、臨場感あり。

　主役のお手伝いさんの目を通して70年代の不安定なメキシコや女性たちの状況もわかります。ネタバレになるので、これ以上ストーリーについては書きません。

　キュアロン監督の作品は他にもたくさんいい作品があるそうなので、折角Netflixに再加入したから色々見てみようっと。