SSブログ

ブエノスアイレス [アルゼンチン]

 今年の年末年始は南米大陸にあるアルゼンチンを旅してきました。
 メキシコシティからブエノスアイレスまでアエロメヒコ直行便で8時間半。時差は3時間。距離的には成田ージャカルタ間を飛ぶ感じでしょうか。南米大陸がいかに大きいかを痛感します。

 辿り着いたアルゼンチンは南半球にあるため夏真っ盛り。暑い。気温は日中30度位あります。

DSC07454.JPG

 ブエノスアイレスは本当に「南米のパリ」でした。美しい!!広々とした道路に、瀟洒な西洋建築の古い建物が表通りから裏道まで、どこまでも連なります。重厚感ある石造りの壁にロートアイアンのバルコニー。なんて華やかなんでしょう。

DSC07455.JPG

メキシコのスペイン植民地の旧市街とは全く異なる街並みです。

 街を歩くブエノスアイレスの人たちはメキシコ人と違ってスラっと小柄な人が多い気がします。同じスペイン系なのにメキシコ人に肥満が多いのは、やはりタコスのトルティーヤとコカ・コーラの影響なんだなって思いました。

DSC07506.JPG

 あと、経済危機が何回もあった割には街の人々の顔つきは穏やかで切羽詰まった感が無いのがなんか不思議。物価もメキシコより若干安い?

 午後に3時間程の市内観光ツアーに参加しました。ポイントとなる観光地を隈なく効率よく周れてよかった。

DSC07465.JPG
セントロの5月広場付近です。この辺りは路上生活者も多いので気を付けましょう。同じツアーのメキシコ人家族は、その光景を見て超ドン引きしてました。

DSC07472.JPG
大統領府カサ・ロサーダ。マドンナ主演の映画「エビータ」でペロン大統領夫人のエビータがココのバルコニーから群衆に演説してましたね。なかなか感動的なシーンでした。

DSC07490.JPG
サッカーチーム「ボカ・ジュニア・スタジアム」。ワタシはサッカーがさっぱりわからないのですが、マラドーナと言った世界レベルの殿堂入り選手を数多く輩出した名門サッカーチームの本拠地だそうです。同ツアーのメキシコ人家族は「グアダラハラのシーバスの方が強い!」と熱く語ってましたが確かに一理あります…。この辺りは、かなり物騒な感じなので日本人は特に注意が必要。

DSC07491.JPG
カミニート。ココは絶対に訪れておきたかった場所。河口付近の港から近いこの地域はイタリア・ジェノバなどからの貧しい移民たちが多く住んでいたのですが、トタンで作られた家を大胆な色に塗ることによって、独創的な世界に生まれ変わりました。これはキンケラ・マルティンという巨匠アーティストのアイデア。今やココは危険地域からブエノスアイレスを代表する一大観光地と生まれ変わりました。とは言え、この周辺は明らかに環境が悪い感じがします。明るい時間に行きましょう。

DSC07782.JPG
プエルトマデーロ地区は運河沿いの美しい眺望により高級レストランや高層ビルが立ち並び現代的。

 瀟洒で気取った感じの美しいパリの街のような地区から、哀愁漂う港町風情の顔もあったり、現代的な高層ビルが連なる地区があったりと、ブエノスアイレスはどの顔も総じて美しいと思いました。
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

アルゼンチン・タンゴ El Viejo Almacén [アルゼンチン]

 ノスタルジックなブエノスアイレスの旅情に浸るには旅のはじめにアルゼンチン・タンゴを見るといいかもしれません。ブエノスアイレスにはアルゼンチン・タンゴを鑑賞できるタンゲリアが色々あります。

 ワタシたちはその中でEl Viejo Almacénというお店に行ってみました。18世紀に倉庫だった建物を改装し今年で開店50周年となる老舗です。

DSC07516.JPG

 非常に良かった点は、ホテルまでの送迎バスが出ること。食事やショーの時は予約人数に合わせてテーブルセッティングしてるくれること。ネットで事前予約できること。WhatsappやE-mailで問い合わせると即回答してくれること。
 支払い方法は事前ネット払いか当日現金払い(USドル)。食事付やショーのみ等チョイスできます。何より問い合わせに対して即返答があるため、とても信頼出来て安心でした。

DSC07512.JPG
レストランも2種類あります。ワインなどの飲み物は飲み放題。

DSC07526.JPG
名札がある2階席のテーブルに移動するとスパークリングワインが用意されていました。

DSC07539.JPG
意外と小さな劇場でダンサーとの距離が近く感じます。臨場感たっぷりに迫力ある演技を間近で見れました。

DSC07529.JPG

 アコーディオンやピアノの演奏が哀愁漂い、どこか物悲しげで、それでいて粋で…。大人な世界でカッコいい!元競技ダンス部の夫は隣りの席でノリノリ[るんるん]

DSC07534.JPG
アンデス山脈の先住民族音楽を演奏するバンド。「コンドルは飛んで行く」等すばらしい演奏でタンゴ以上に盛り上がりました。すごいいい演奏でした[るんるん]

 この後も深夜12時過ぎまでダンスは続きます。すっかり魅了され高揚感いっぱいのまま終了。行きに乗った観光バスでホテルまで送ってもらいました。ショーも食事もサービスも全て至れり尽くせり。迫力ある本場のアルゼンチン・タンゴを心ゆくまで漫喫しました。とても楽しかったです。


 El Viejo Almacén
 Balcarce 799 e Independencia, San Telmo
 Tel&Fax: +54-11-4307-7388
 E-mail: info@viejoalmacen.com.ar
 URL: https://www.viejoalmacen.com.ar/
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

エル・チャルテンでトレッキング [アルゼンチン]

 ブエノス・アイレス滞在後は、国内線で南部パタゴニアへ。

 初日はパイネ国立公園のトレッキングを予定していましたが、前日の夜10時近くに旅行会社から突然の中止連絡。パイネ国立公園はチリ・アルゼンチン間の国境を跨ぐのですが、その国境が急遽閉鎖になったそうです。悪天候時に国境閉鎖は度々あるようですが、今回は天気は問題ないため何か政治絡みなのでしょうか? 
 パタゴニアは公共交通が発達してないため自力での移動は難しいと思い現地旅行会社に委託していて本当によかった。真夜中にもかかわらず代わりのツアーを手配していただけました。
 その代替先はエル・チャルテン。この時、初めてこの地名を知ったのですが、アウトドアブランド「パタゴニア」のロゴにもなっているフィッツ・ロイ山がある所だそうで。

 翌朝は早起きをし220km離れたエル・チャルテンへ。

DSC07555.JPG

 以前は砂利道だったそうですが、今は舗装された立派な道路が出来たため一般の観光客も訪れやすくなったそうです。

DSC07600.JPG

 ダイナミックな大自然が眼前に広がります。只々美しい。

IMG_1947.JPG

DSC07593.JPG
フィッツ・ロイ山。

DSC07606.JPG

 天気に恵まれたことだけは本当に幸運でした。通常は強風で雨が降ったりと悪天候なのがパタゴニアの特徴なのだそう。
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。